Play Piano for Wonderful Life !

大人ピアノ。40代。「『終わりのない何か』をずっとがんばりたい」そう思ってピアノ教室に通うことに。難曲目指して奮闘する胸熱(むねあつ)なブログ。

ベートーヴェン

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こんにちは。

ピアノを弾いていると、好きな作曲家って、みなさん、いるんじゃないかと思います。クラシック音楽の世界には、人気のショパンを始め、すごい人たちがたくさんいますよね。

僕は、ベートーヴェンに特別な想いがあります。

 小学生・中学生の音楽の授業にも出てきたと記憶していますが、その頃は、

なんか、くらーい。。。

そんなイメージしかありませんでした。

それ以上も、それ以下にも思わなかったですね。

 

それが、大学生になって、始めて少しピアノを習う期間があったんですね。その時の先生に僕は「悲愴」を習ってたんですね。

それで、当時の先生がレッスンの時にベートーヴェンについて話してくれたんですよね。

ベートーヴェンはね。耳がきこえなくなって、歯からのピアノの振動で音を感じたんだよ」

っていうようなことを教えてくれました。

え!?

ものすごい作曲家だな・・・なんという不屈の作曲家・・・

って思いました。

その時には、僕も身体の調子が悪かったりで、入退院や手術などを繰り返し、大学生活の半分は病院で過ごしたんですね。

それで僕にも病気や手術の影響で障がいが残ったんですね。

今も1か月に1回、病院に行って血液検査をして、2か月に1回は病院で点滴をしています。

 

それから、今、聴覚に障がいのある方と接する機会もあるんですが、本当に音が聞こえないのって、大変なことだって感じてるんです。

人って、すごい量の情報を耳から得てるんですよね。

それがないと圧倒的に情報量が少ないんですよ。

 

それを考えると、音楽の道を歩んでいたベートーヴェンって、耳が聴こえなくなっていく、その時の気持ちは本当に計り知れないほどの気持ちだったと思うし、想像を絶します。

そんな状況を乗り越えて、名曲を作っていったのには、すごいとしか言えません。

しかも、有名な曲は、ほぼ耳が聴こえなくなってから作ったと聞きました。

 

もちろん、なぜ作曲できたかは、聴こえなくなる前の音楽の基礎があり、絶対音感がすでにあったからだとは思いますが、それにしても頭で想像はできても、実際に音を聴くことができないって、ふつうに考えたら、音楽家にとってはすごい状況ですよね。

 

そんな話を先生に聞いてから、ベートーヴェンに特別な想いを感じずにはいられないし、

自分は、

 

耳が聴こえて、手が動いて、足でペダルも踏めて、ピアノが弾ける

 

心から感謝です。

 

まだ、ピアノを再開してからベートーヴェンの曲は弾いてないけど、近いうちに必ず弾きたいと思います。まずは、エリーゼのためにを弾きたいと思ってます。

 

目標は「幻想即興曲」ってK先生に言ったけど、僕はベートーヴェンがやっぱり一番なんです。

 

はした金など求めず、星を求める生活をしなさい

 

ベートーヴェンが残した言葉だそうです。

ほんと素敵ですね。