初めての曲。初めての発表会。
こんにちは。今日は、ピアノ教室に通って初めて弾いた曲についてお話しします。
ピックアップした曲は久石譲作曲の「Stand Alone」です。
選曲
昨年2018年3月3日(土)から、某楽器店のピアノ教室に通い出したんですが、レッスンの進め方は、基礎練習の「バーナムピアノテクニック３」と曲を並行していくことになりました。
先生が言うには、相当年、ピアノにさわっていないので、曲は「過去に弾いたものなんかでもいいんじゃないですか？」とのことだったのですが、弾いてみたい曲が頭に浮かんだので、楽譜を持ってくることにしました。
それが、久石譲作曲の「Stand Alone」です。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」をNHKがドラマ化したものが、2009年秋から３年に渡って放送されていて、そのテーマ曲となっていた曲です。
このドラマは、日露戦争の最中、明治を生きた日本人の姿を描いた物語です。ドラマでは、いきいきとした登場人物の姿が描かれ、本当に感動して熱い気持ちになりました。僕が観たドラマの中で、今もってNHK史上最高傑作のドラマです。
戦争の場面ももちろん出てきますが、大事なのはそこではなくって、この物語って、人々の気持ちや精神が主題になっているんですね。今の時代って、技術革新が目覚ましくどんどん裕福になっていくけど、そんな状況でも明治のような熱い精神や心の豊かさをずっと持ち続けたいと思います。
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう
僕も、一点を見つめて坂をのぼっていくような、いつもそうありたいと思いました。
そんな思い入れがあって、この曲を弾いてみたいと思ったのです。
楽譜は月刊ピアノの2009年12月号に載っていた楽譜を使いました。
いちおう、難度は★２(★３段階中)ですね。(今は5段階表記ですよね。当時は3段階だったんですね。)
先生に楽譜を見せると、「いいんじゃないですか、弾けますよ」と言っていただけたので、(やったー！)
最初の曲はこの曲にしました。
練習
いざ、練習してみると、６年くらい鍵盤にさわっていなかったのもあって、運指が「うーん。これでいいのかな？」ってひとりでは決められない箇所が多かったですね。
弾いてないと、そのへんの感覚もなくなってくるんですね。
なので、先生に「この指使いでいいんでしょうか？どうやって弾きましょう？」ってかなり訊きました。。。
それから、途中で移調なんかもあって、思ってたよりも難しかったですね。
クラシックではないし、２か月くらいでいけるかな？と思っていたら、３か月も時間使っちゃいました。。。
初めての発表会
そんなこんなで、２か月くらい練習してた頃、先生から、
「６月の発表会に出ませんか？」の一言が。
えー！？
だって、始めて３か月くらいですけど、、、
最初は渋っていたんですけど、先生が「出ましょう」って言うんで、そんなに深く考えずに出てみることにしました。
全く予想もしてなかった2018年6月10日(日)、先生のところに来て３か月で初めての発表会の日を迎えたのでした。
会場のピアノはベーゼンドルファーのグランドピアノで、本当に嬉しかったですね。だってこんな高いピアノさわる機会ってないですから。笑
緊張もしたけれど、３か月なりにがんばって弾けました。
一番嬉しかったのは、発表会の直後のレッスンで、先生に
「やっぱり出てもらってよかったです。アンケートで印象に残った曲に書かれてましたよ」
って先生が言ってくれたことですね。
え！？本当？？
自分では、やっぱり緊張もして、弾き終わって「うーん。。。」って感じだったんです。
意外な一言を言われて、がんばって出てよかった！と思いました。
せんせい、やさしいですね。笑。
意外と褒めて伸びるタイプ。笑
とにかく、思わぬ発表会でしたが、人前で弾くことができたことと、先生が「出してよかった」と言ってくれたことと、みんなの演奏も聴けて、終わってみれば楽しかったかな。
また、この坂をのぼっていこう！と思いました。
おまけ･･･妻のノクターン
始めて11か月の妻が、ノクターン第２番(初級アレンジ)を弾きました。
11か月を考えると上手に弾けてます。
ちょっとー。。。僕より上手いんじゃない！？
先生が、進度最速っていうのもわかるわぁ。さっ、最速、、、笑
