我が家に電子ピアノが来た理由
2018年2月に電子ピアノを買いました。
機種は、YAMAHA Clavinova CLP-675 です。
今回は「ピアノとの再会」について、お話ししたいと思います。
ある人の言葉がきっかけで、ピアノをちゃんとやってみようと思いました。
胸に突き刺さった言葉
ある人が、僕に「自分は○○だけは、ずっとがんばりたい。ずっと続けていきたい。」そんな一言を言ったんです。その○○とは、終わりのない事だったんですね。
その言葉が僕の胸に突き刺さりました。
例えば、試験や仕事、これらは終わりがあるでしょう。試験に合格すれば、いちおう試験勉強は終わります。仕事も定年が来たら、その仕事はいちおうの終わりを迎えるでしょう。
生きている間、ずっとがんばること。ずっと続けること。自分にはあるだろうか?
これをしばらくずっと考えていました。
そうやって自分に問うと、それほどの事は何もないかもしれない、と思えてきたし、「自分は○○だけは、ずっとがんばりたい。ずっと続けていきたい。」ってすごいな、本当に素敵だなって思えたんです。
楽器店で
そんなことをずっと考えていた頃、デパートの中に入っている楽器店に立ち寄ったんですね。楽器店ではギターを見るのが好きで、時々、立ち寄ったりします。
お店に電子ピアノも置いてあって、「最近ピアノに全くさわってないなぁ」って思いながら、ピアノの鍵盤に触れたんです。
僕は、鍵盤をさわった時に「これだ!」と思ったんです。
ピアノなら、好きだし、ずっと続けることができる!
と思ったんです。
生きている間、ずっと続けること。ずっとがんばること。
それから、僕は思ったんです。
もう40歳になって、
ピアノをあと何年弾けるんだろうか?
そう考えると、なんだか、ぞっとしました。
前回書きましたが、長く病院にいることが多かったから、もちろん亡くなる人もたくさんいたし、死がいつも近くにある環境でした。
僕は病気をして、長い入院生活だったため、どうやって「生きる」か、どうやって「死ぬ」か、そんなことをすごく考えるように変わりました。
本当に人はいつ人生を終えても不思議でないんです。
前回、書きましたが、ピアノは息の長い楽器です。少しでも長く弾きたいです。
50歳で亡くなってしまう人もたくさんいます。もし、そうなら、あと、10年しか弾けないし、60歳で死んでも、あと20年しか弾けないんです。
人生を終える時に後悔のないようにしたいと思いました。
できる限りすぐにピアノを始めようと思いました。
その時、ちょうどお店の店員さんが、「このへんが一番の売れ筋で・・・」なんて、寄ってきたんです。
そういうことで、僕は、勧められたピアノの一つ上のグレードのピアノをすぐに買ったんです。理由は、生きている間ずっと続けるつもりだから、良いものを買ったんです。
本当は、電子ピアノではなくて、ふつうのアコースティックピアノが欲しかったんですが、今住んでいる家の関係上、ヘッドフォンをしながら弾ける電子ピアノを購入することにしました。
なぜ、YAMAHAにしたかは、ヤマハの教室にも通っていたし、最も身近だったのが一番ですかね。
それから、「ピアノの体験レッスンもやってます」ということなので、どうせやるなら、しっかり習ってがんばろうと思いました。
なぜなら、僕はピアノ教育を全く受けてないからです。
ちゃんとピアノをやる
ちゃんとがんばる、もちろん基礎も練習して、真面目にやってみようと思いました。
だから、僕にはピアノの先生が必要だったんです。
そんなこんなで、ピアノライフの始まりです!
ということで、次回は「先生との出会い」からです。